無添加書道 / 書道家 遠藤夕幻 ~ mutenkashodo ~

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【あうわTシャツ】~言霊を身に纏う~

あうわTシャツ タイトルロゴ 書:遠藤夕幻

あうわTシャツ 陰陽 制作デザイン:遠藤夕幻

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白(陽) 黒(陰) 2色
定価 2,800円(税別) → (税込 3,024円)
XS・S・M・L 男女兼用フリーサイズ

~参考サイズ~
XS(女性向き) 150cm前後
S 160cm〜165cm程度
M 165cm〜175cm程度
L 175cm〜180cm以上
(*XL以上のサイズは別途で特注となり、完全受注生産になります)

〓お問い合わせ〓
mutenka.shodo.rei0@gmail.com

【あうわTシャツ ご注文メールフォーム】
https://ssl.form-mailer.jp/fms/28936c32395595

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あうわTシャツ裏面 制作デザイン:遠藤夕幻

あうわTシャツは、‘言霊を身に纏う’というコンセプトで制作しました。

「ア」は、天・始まり・開く などを表します。
「ウ」は、生む・初・宇宙の意志 などを表します。
「ワ」は、地・終わり・閉じる などを表します。

先ほどから申し上げています、“アウワ”という文字について説明します。

まず、古事記・日本書紀と並ぶ古代の文献として「ホツマツタエ」という古文書があります。その中には、天地開闢・宇宙創造の神話の世界が綴られており、日本古代の独自の文字「ヲシテ文字」というもので書き記されています。

この“あうわTシャツ”は、それらの世界観と解釈を参考にして制作しております。

このヲシテ文字で描かれたもので、「フトマニ図」というものが存在します。
これは、言霊で表記した宇宙の構造図、つまりは宇宙の“理”とお考えください。
(*本来、詳しい説明が必要なものを言葉少なくしています。詳細が氣になる方は、ご自身でお調べください)

ヲシテ文字 ホツマツタエ フトマニ図 
          ~フトマニ図~

このフトマニ図の中央の円の中に描かれている文字を、“アウワ”と読むのです。

「ア」のヲシテ文字を、Tシャツの胸元にデザインしました。
「ワ」のヲシテ文字は、Tシャツの背面にデザインし、書道の技法により表現しました。

そして、「ウ」と読むヲシテ文字は、あえてデザインしておりません。

それは、なぜかと申しますと、このTシャツは“言霊を身に纏う”がコンセプトだからです。

つまり、このTシャツを“人が着る”ことにより、その人自身が「ウ」となり、言霊の解釈の一つである「生む」であったり、初々しいの「初」であったり、「宇宙の意志」「天地開闢の音」「天と地を繋ぐ人」などなど、様々な解釈ができる“ウ”というものを感じてみようではないか、ということなのです。

“あうわTシャツ”は、人が着ることにより発動する『天地融合・宇宙統合』の装置とお考えください。

わたしたちがこのTシャツを身に纏うことにより、自分自身が「宇宙の意志」であると気がつき、天と地を繋ぐ大切な存在なのだ、と思い出していただければ何よりです。

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あうわTシャツ裏面 制作デザイン:遠藤夕幻 写真:友人夫婦と共に。

「ホツマツタエ」を勉強されている方をはじめ、様々な分野に精通する方々、またそれ以外でも多くの方々に支持していただいております。

写真の友人夫婦は、白と黒を1枚ずつお揃いで。
重ね着スタイルで、普段の服と一緒に着てくださっています。

写真の右側は、ぼくです。なんだかとても嬉しそうですが、たしかこの時は、出来たてホヤホヤなTシャツを初めてお披露目したからだと思います。^^

  あうわTシャツを いときょう先生 と共に。制作デザイン:遠藤夕幻

「ホツマツタエ」の世界をお伝えしている≪いときょう先生≫と共に、写真を撮っていただきました。ホツマツタエの勉強会などを開き、多くの方々に縄文文化や古代の日本の思想などをお伝えしてくださる素晴らしい先生です。“言霊を身に纏う”というコンセプトに共感していただき、応援してもらっています。

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“あうわTシャツ”ですが、これまでに様々な出来事を経て、こうして多くの方々にお分けすることができるようになっております。本来は、メンバー限定で制作したオリジナルTシャツでした。しかしながら、様々なことが起こり重なり・・・。

ついには、天皇皇后両陛下にこのデザインを直接その目でご覧いただき、美智子様からはTシャツに関しての御言葉までいただけたる、という奇跡的なことが起こります。

そのお話に関しては、次回更新の【あうわTシャツができるまで】でご紹介したいと思います。

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“あうわTシャツ” 全国発送受付中。

下記メールフォームから、遠藤夕幻に直接ご注文を送ってくださった方には、お一人お一人に御礼の言葉と一言の‘書’を添えて、発送させてもらっています。

1枚から発送しています。1枚の送料は、360円。
2枚~3枚までは510円。
4枚以上のご注文の方は、ご相談ください。

その他ご質問などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

必要とする方々に、必要な分だけ届けばいいなぁ~と思っております。
それでは、ご連絡&ご注文随時お待ちしております。

〓お問い合わせ〓
mutenka.shodo.rei0@gmail.com


【あうわTシャツ ご注文メールフォーム】
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【講義】 『硯と墨の世界』 武蔵野美術大学にて

20151124 武蔵野美術大学 『硯と墨の世界』 講義風景 講師:遠藤夕幻
【講師】
書道家:遠藤夕幻


20151124 武蔵野美術大学 『硯と墨の世界』 講義風景2 講師:日本画家・為壮慎吾
【講師】
日本画家:為壮慎吾


20151124 武蔵野美術大学 『硯と墨の世界』 講義風景4 講師:遠藤夕幻
【対象】
武蔵野美術大学 大学院生 1~2年生
講義に参加しているのは、日本画科・映像科・視覚伝達・陶芸・建築科などなど様々な分野の学生さんたち。


20151124 武蔵野美術大学 『硯と墨の世界』 講義風景12 打ち合わせ
【内容】
テーマは、「白と黒の世界」
硯と墨の‘相性’という観点から白と黒の世界を捉え、その道具を作る職人さんに至るまでの講義。又、考え方や捉え方、硯と墨を通じて自分たちの専門分野に活かせることがあるのではないか、という提示と五感への刺激。


20151124 武蔵野美術大学 『硯と墨の世界』 講義風景11 打ち合わせ
【経緯】
とある出会いがきっかけで、武蔵野美術大学の先生と出会った。そこで、文房四宝であるところの「筆墨硯紙」の話となり、併せてぼく自身の日本一周の旅の経験、又その旅を通して出会った全国各地の書道道具の職人さんたちの話やぼく自身のフィールドワークに深く共感共鳴してくださり、「うちの大学で授業をしてもらえないか」ということになる。

【問題の発起】
又、それと同時に武蔵野美術大学卒業の日本画家:為壮慎吾さんとも出会い、日本画の世界でも書道と同じく「硯と墨」を用いることを初めて知る。そして、従来の武蔵野美術大学の講義の中では、書道で云うところの「硯と墨と紙との‘相性’の研究」の部分が取り上げられることなく、うやむやになっていることも知る。


20151124 武蔵野美術大学 『硯と墨の世界』 講義風景10 墨色見本 講師:遠藤夕幻
【講義の目的】
問題は、ひとえに‘相性’という部分に着眼していない点である。つまりは、どの硯が良いのか。どの墨が良いのか。はたまた、どの硯は悪いのか、墨が悪いのか。という点では、決してないことであり、そもそも「良し悪し」を論議している時点で問題外、という点である。そもそも、何をもって良しとするのか。何をもって悪いとするのか、を定義付ける必要性があるのだ。

今回の講義では、「自分自身がどのような発墨(墨の発色)を求めているのか」また、そういった発墨を得るためには「どのようにして道具と向き合い、使用する必要があるのか」という点を再提示することが目的であった。


20151124 武蔵野美術大学 『硯と墨の世界』 講義風景13 講師:遠藤夕幻 澄泥硯試し磨り
【講義を通じて】
そもそも、『それが‘問題’であることを問題と思っていないということが“問題”である』ということなのだが、今回は硯と墨の‘相性’を考えることにより、学生さんには、自分にはたくさんの『選択肢』があるということを知ってもらいたかった。やるにしろ、やらないにしろ、それを“自分で選ぶことができる”ということが重要なのである。

具体的な例を挙げるのであれば・・・

学校の先生に、「墨は良いものを使いましょう」と言われたとする。
又、「硯は、○○(画材の量販店)で買ってきたものを使ってください」と言われたとする。

そうすると、本来であれば硯と墨との‘相性’が重要であるのに対して、「硯はこれでいいや」と云った感覚で一つに絞ってしまうだけで大幅に選択肢が狭まってしまうのだ。道具を選ぶということは、「表現のバリエーションが一つ増える」と捉えてもらいたいのだ。

実際のところ、ほとんどの学生さんが硯には着眼しておらず、発墨の良し悪しは墨が決めると思っているようだった。

本当のところは、墨が良ければいいわけでも硯が良ければそれでいいわけでもない。ましてや、画材の量販店で売っているものを全てと思ってほしくない、という一心でぼくは学生さんたちにそれを訴えに行ったと言っても過言ではない。


20151124 武蔵野美術大学 『硯と墨の世界』 講義風景3 講師:遠藤夕幻
【学生さんの反応】
授業の前半は、ぼくら講師が一方的に話している形態なので、あまり反応はなかった。しかしそれも考えれば当然で、「いままで思ってもいなかったこと」というのを目の前で列挙して話されても、ピンと来ないというのが素直な反応であろう。

授業の中盤からは、実際に硯と墨に触れてもらい、体験してもらうということに重点をおいた。
やはり実際に触れてもらうと反応も良く、後半は想い思いに筆で試し書きする生徒さんや、硯の磨り比べをする生徒さん、他の科の学生さん同士で書道に関する意見交換など、とても良い反応が見受けられた。

又、講義に出席している学生さんの中には、中国からの留学生もいて興味を持ってもらえた。
聞くと、中国でも技術指導はあるようだが、こういった道具に関する授業や‘相性’に関する講義などは無いそうで、ぼく自身もそういった話を聞けるのは貴重であった。


20151124 武蔵野美術大学 『硯と墨の世界』 講義風景9 講師:遠藤夕幻 書:武蔵美
【1回目と2回目のまとめ】
2014年に初めて講義を担当させてもらい、今年の講義は2回目であった。

前回は、東日本大震災でも被害が大きかった「宮城県石巻市雄勝町」の話を中心に、硯に関しての話を掘り下げて、職人さんたちと書き手の関係性であったり、「道具の大切さ」を訴える内容であった。

今回は、少し観点を変えて「硯と墨と紙」との‘相性’を重点的に話した。より長い時間、硯と墨に触れてもらいたくて、質疑応答の時間を交えての体験型の授業の構成にしてみた。
前回の反省点も活かしながら、学生さんたちにはより多くのことを伝えられたように思う。と、同時に新たな改善点や方向性が見えてきた。


20151124 武蔵野美術大学 『硯と墨の世界』 講義風景7 講師:遠藤夕幻 書:武蔵美
【今後の展開】
2014&2015年の講義は、日本画家:為壮慎吾さんと遠藤夕幻との二人で行う授業であったが、「日本画からの観点の硯と墨の世界」の講義と「書道の観点からの硯と墨の世界」の講義とで、1コマずつ2週に亘って授業を行っても良いかもしれない。

学生さんの反応からしても、「もう少し詳しく知りたい」という声が上がり、潜在的には求められている内容なのだろうと感じた。

又、フィールドワークとして実際に硯職人さんのもとを訪れ、現地での実体験ツアーを催すことも視野に入れている。
学生にとっては貴重な現地体験となるし、硯職人さんにとっては書き手&描き手の声を直接聞けるのは貴重な機会である。と、同時に被災地でもある石巻市雄勝町を訪れれば、ほんの少しでも復興支援へと繋がる要素を含むものである。これは、一石三鳥以上の価値があり、ぜひとも実現したい。

こういった今後の展開も含め、まだまだ硯と墨の世界は広がりを見せているようにぼくは感じている。だが、実際のところは書き手と作り手、アーティストとクラフトマンの関係性は疎遠になる一方である。
そんな時代だからこそ、ぼくらがそういった方々との架け橋となり、これからの時代を担う『表現者と職人』たちを繋げることをしたいと切に思う。

書道や日本画の未来が、明るくなることを願うばかりだ。

石巻市雄勝町 雄勝湾の風景2 (2013年9月,遠藤夕幻・撮影)
「宮城県石巻市雄勝町 雄勝湾の風景」

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~左官の世界~ 【大江戸左官祭り】

   ~ 敬愛する写真家・林建次氏に感謝を込めて ~

   『大江戸左官祭り』(晴海トリトン) 書:遠藤夕幻 写真撮影:林建次1

   『大江戸左官祭り』(晴海トリトン) 書:遠藤夕幻 写真撮影:林建次2

   『大江戸左官祭り』(晴海トリトン) 書:遠藤夕幻 写真撮影:林建次3

   撮影:林建次

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前回からの続きであるが、大江戸左官祭りのオープニングイベント、書道の揮毫パフォーマンスは無事に終了した。この林さんの写真が雄弁に物語ってくれている。だからこそ、書いている真っ最中のことは、あえて言葉にする必要はないと考えた。皆さんには、この写真を観てもらい、感じ取ってもらいたいと思う。

ここでは、来場者の方々に向けて、書く前段階の舞台上で話した内容を綴らせてもらおうと思う。

大江戸左官祭りにて。写真家・林建次&書道家・遠藤夕幻

『書道のパフォーマンスというのは、こうして舞台に立つ「書道家」が目立つことが多いですが、実はぼくらは職人さんたちに支えられています。筆職人さんがいなければ、書くことはできないです。同じく、硯も紙も墨も、すべて職人さんたちが作ってくれるからこそ、こうして舞台の上に立ち、作品を書くことができるのです。
これは、家づくりにも言えることだとぼくは思うんです。お金を払うから、家が建つ・・・。確かにその通りかもしれません。ぼくは家を建てたことがありませんが、きっと大きな金額を払うのでしょう。でも、決して“お金が家を建てる”わけではないはずです。“人が家を建てる”んです。職人さんたちがいるからこそ、家が建つんです。
当たり前のことかもしれませんが、そうやって陰で支えてくれる方々がいるからこそ、成り立つものがあるはずなんです。だからこそ、ぼくは今回の普段は隠れてしまう“左官職人”さんが“主役”のこのお祭りの開催をとても嬉しく思います。
今日は、左官職人さんたちの引き立て役になれるように、いつも陰から支えてくださっている職人さんたちに感謝の気持ちを込めて、書かせていただきます。・・・・・・』

全然流暢に話せなかったが、こういうことを言いたかったんだよなぁ、と思い出しながら書いた。

パフォーマンスは、ぼくが思っていた以上に好評だった。
植田さんも喜んでくれたので、なんだか一安心した。

「職人でも壁塗ってる後姿が、足腰しっかりしていて、一本筋が通って安定していて、格好良く見えるやつは技術も上手い。夕幻さんも、格好よかった!」

そんな植田さんの言葉に救われ、とにかく嬉しかった。


『大江戸左官祭り』(晴海トリトン) 書:遠藤夕幻 写真撮影:林建次4

揮毫パフォーマンス直後に、林さんに記念撮影を撮っていただいた。
本当に良い経験をさせてもらった。

「この職人さんと、いつか一緒に仕事をする」

そう心に決めて、半年。
たった半年間だったが、どうやら足手まといにはならずに済んだみたいだ。
植田さんは、職人さんとしても人間としても、ぼくの前の前の前を歩いている方だ。
これからも追い付くことは決して叶わないだろうが、なんとか後ろをついて行けるようになりたいと思った。

植田さんには言葉にできないほどの感謝と敬意を。


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大江戸左官祭り(其之弐)と光る泥だんご

ここからは、会場での出来事をレポート。

まずは、この手に持っている『光る泥だんご』。
素晴らしく綺麗!

漆喰に色を混ぜて、丸いだんごの素に一定の薄さで塗り、あとはひたすら磨くだけ。
とは言っても、この磨くのがめちゃくちゃに難しかった。

実は一度失敗してしまい、その時に「旬を逃しましたね」という一言を左官職人さんからいただき・・・これは悔しい!となり、再挑戦した次第です。二度目は失敗せず、ツヤツヤになった。が、やはり職人さんの泥だんごには負ける出来。

こどもの頃ように無邪気に遊ばせてもらった。^^


  大江戸左官祭り(其之弐)・壁塗り体験・夕幻2

そして、左官職人さんと云えば、これは外せない。『壁塗り』体験にも挑戦した。

土壁の材料となるもの自体が、墨。
手に持っている材料乗せた板が、硯。
鏝(こて)が筆。
壁が紙。

壁塗りは、まさに書道であった!!


  大江戸左官祭り(其之弐)・壁塗り体験・夕幻1

これもまた、非常に面白かった。
きっと、ぼくら一般の人間ではなかなか体験できる機会などはない。
だからこそ、大江戸左官祭りじゃなきゃ体験できない貴重なものとして、壁塗り体験も好評だった。

写真は、指導していただいた左官職人さんに「書道の先生は、すぐにできるようになるなぁ!さすが、感覚が一般人とは違うわ!」なんて、褒められて調子に乗っている図。笑

調子に乗ったついでにこんなことを聞いてみた。

墨「すみません、この壁一枚塗るのにどれぐらいの時間がかかりますか?」
左「そーやなぁ・・・。(しばらく熟考)」
墨「・・・。(けっこう広めだから、早くて10分ぐらいだろう)」
左「・・・5分・・・」
墨「えぇっ!はや・・・」
左「・・・かかったら、親方に怒られるから、3~4分やな。」
墨「えぇぇぇ!?はぁぁぁやぁっっーーー!(感嘆&溜息)。めちゃくちゃ早いですねぇ。(すでに15分以上かかってる。話にならん。チーン。。。。)」

さすが、左官職人さんである!
恐れ入りました!


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大江戸左官祭り(其之弐)当日朝

3日間、開催された大江戸左官祭り。
大盛況のまま、その幕を無事に閉じることができた。
最後の締めくくりは、植田さんからスタッフへの労いと感謝の言葉だった。

若手の職人さんたちの見守る中、植田さんは言葉を詰まらせながら、涙を堪え話をしていた。
全国から集まった多くの左官職人さんたちには、植田さんが言葉にできなかった部分の熱き想いや感謝の気持ちまで、ちゃんと伝わったと思う。そう思えた瞬間、ぼくの目頭まで熱くなるのを感じた。

皆様、本当にお疲れさまでした。
『大江戸左官祭り』に関われたこと、嬉しく思います。誇りに思います。


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~左官の世界~ 【左官職人・植田俊彦】


『大江戸左官祭り』(晴海トリトン) 書:遠藤夕幻 写真撮影:林建次4
「大江戸左官祭りの仕掛け人・植田親方と藤田さんと夕幻と。」撮影:林建次

11月14・15・16日の三日間。
晴海トリトンスクエアにて開催された『大江戸左官祭り(其之弐)』は、大盛況のまま幕を閉じた。あれからあっという間の怒涛の2週間が経ち、ようやくあの日、あの時、あの瞬間を振り返るができる。

リアルタイムの更新では、ぼく自身にも熱が入っていてそんな状態では冷静に文章を書けない。ただでさえ、書いているとだんだんと熱を帯びてきてしまうのだから、少しばかりクールダウンしてから話を始めるのもいいのかもしれない。

せっかくだから、「左官職人・植田俊彦」と「書道家・遠藤夕幻」とが、出会ったところまで遡ってみたいと思う。
ぼくと植田さんの出会いというのは、「エアサイクルハウジング」さんと「写真家:林建次」の偶然の出会いからの派生と言ってもいい。

ご縁とご縁がさらなる繋がりを生み、こうして改めてその物語を綴れることを幸せに思う。

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偶然という名の必然で、林さんがエアサイクルハウジングさんと出会った。
今回は、その詳細は省くが、その出会いが“きっかけ”で『職人の貌(しょくにんのかたち)』というリーフレットが生まれる。家づくりのご案内のはずなのに、このリーフレットには建物の写真が載っていない。主役は、建物ではなく“職人”である。


  エアサイクルハウジング『職人の貌』 写真:林建次

その中で紹介されている職人の一人が、『左官~塗る 植田俊彦』そのひとだった。

ぼくはその後、エアサイクルハウジングさんと林さんを通じて、植田さんが手掛ける家づくりの現場に見学に連れて行ってもらうことになった。

植田さんは、初めましてのぼくに対して、こんな話をサラッとしてくれた。

「左官の世界で、俺は下を目指す。ピラミッドの頂点じゃなくて、底辺のほうを目指して進むんだ。そこには、30代とか40代の若い左官職人がいる。だから、俺はそいつらのために下を目指すんだ。」

エアサイクルハウジング『職人の貌』 【左官~塗る 植田俊彦】 写真:林建次

【左官職人・植田俊彦】
若い左官職人のため自分自身への見返りなどは一切求めず、左官に必要な“伝統”の技術を教え、仕事のノウハウを教えている。拠点は、淡路島ではあるが、植田さんを求める声は、それこそ全国に数多くある。時には兵庫、その次の週には宮城、その先にはドイツ、と日本国内には留まらず海外までその技術を教えにいくことさえある。

植田さんのところには、「お金はいらないので、技術を教えてほしい」という熱量のある若い職人たちが来る。探求心があり、自分自身でも幾度となく試行錯誤と失敗を繰り返し、経験を積んできた猛者たちが、植田のもとを訪れるのだ。

「お金がいらないってんなら、俺は毎日お前を呼ぶぞ。タダ働きで毎日呼ばれたら、困るだろ!だから、少ないかもしれないが、ちゃんとお金は受け取ってくれ」と、そんなことを言うようにしていると、植田さんは笑顔でぼくに話してくれた。そして、こう続けた。

「しばらくそんなことを続けてきたら、最近になって教えてほしいってヤツが来なくなった。みんな、自分の仕事を取れるようになって、忙しくなり、俺のところを手伝う暇がなくなったんだと」

・・・墓穴を掘ってるよなぁ、なんてボソッと言ったその顔が、終始和やかで嬉しそうだったのが印象的だった。まるで、親元を巣だっていった若鳥を見つめるかのような、そんな眼差しだった。

「きっと、こういう人を真の“職人”と云うのだろう」と、ぼくは思った。


(*書かなくてもわかると思いますが、念のため。ここに載せてる文章は、『職人の貌』の林さんの文章の抜粋などではなく、夕幻オリジナルのものです。林さんの文章はもっともっと素晴らしいものなので、『職人の貌』をご覧になりたい方は、エアサイクルハウジングさんへお問い合わせください。^^)

  左官職人:植田俊彦さんの現場2

現場を見せてもらい、話を聞く中で、ぼくは無性に鏝(こて)が気になってしまった。
植田さんから話を聞けば聞くほど、鏝は筆に見えてきて、漆喰は墨、壁は紙、塗るは書く・・・。これは、きっと書道と一緒なんだ・・・と、そう思った。


  左官職人:植田俊彦さんの現場3

使い慣らされた鏝の数々。
手に馴染む感覚。
用途や塗る場所によって変わる鏝の種類。
持ち手部分の木の触感。
ケミカルの匂いが全くしない、清らかな現場。
響く職人の声。

あぁ、なんて心地いいのだろうか。


  左官職人:植田俊彦さんの現場1

ぼくはこの日の出会いを機に、心に決めたことがあった。

「いつかこの人と一緒に仕事がしたい」と。

「いつか来るその日を信じて、精進しておこう。そして、少しでも足手まといにならないような実力を身につけておこう」と。あえて言葉に出すことはしなかったが、心の中でそう思うことにした。

決意した日から、約半年後。
11月15日(土)。
ぼくは、『大江戸左官祭り(其之弐)』のオープニングイベントで、揮毫パフォーマンスをすることになる。

(次回更新へ続く)
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【イベント】『大江戸左官祭り』晴海トリトンスクエア

  大江戸左官祭り チラシ 題字:遠藤夕幻
  題字:遠藤夕幻 書

【主催】左官を考える会(大江戸左官祭り実行委員会)
【協力】一般財団法人住まいづくりナビセンター 公益社団法人日本左官会議 株式会社建築資料研究社/日建学院
【協賛】 株式会社イケダコーポレーション エアサイクルハウジング株式会社 梶原鏝製作所 四国化成工業株式会社 株式会社シリカライム スギタ工業 soil 田川産業株式会社 田中石灰工業株式会社 富沢建材株式会社 日本化成株式会社 日本ダイヤコム工業株式会社 日本プラスター株式会社 富士川建材工業株式会社 株式会社プラネットジャパン (50音順)

晴海トリトンスクエアにて、『大江戸左官祭り』が開催されます。
開催にあたり、今回はHPやチラシなどに使っていただいた、題字を揮毫させていただきました。

当日は、「壁塗り体験」や「ミニかまどづくり」や「“光る”泥だんごづくり」など、体験型の催し物が多数開催されます。事前にお申し込みが必要なイベントもございますので、ぜひぜひ下記のホームページをチェックしてみてください。

≪大江戸左官祭り ホームページ≫

15日(土)10:00~、ワタクシ遠藤夕幻による書の揮毫パフォーマンスのオープニングイベントもございます。今回は、普段は裏方に回ってしまう、左官職人が主役のお祭りです。そんな左官職人さんたちの引き立て役になれれば、と思っております。

ご興味ございましたら、ぜひぜひ会場にいらっしゃってください。
15日は、オープニングイベント後もしばらくは会場にいるつもりです。
見かけたら、ぜひお声かけくださいませ。^^

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洞爺湖夕幻 トボトボ歩く図