無添加書道 / 書道家 遠藤夕幻 ~ mutenkashodo ~

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【旅日記】 雪月花廊での日々 前編

北海道に渡ったのは、どうしても逢いたい人たちがいたから。
「ととさん」と「かかさん」、「しんちゃん」に「ふうちゃん」に「ゆうたくん」に逢いたいから。

だから、ここまできた。
今回の旅の目的地は、ここ『雪月花廊』であった。

旧双葉小学校・雪月花廊の廊下にて 撮影:遠藤夕幻 2014年8月

『旧双葉小学校・雪月花廊』:廃校になった小学校を改装。現在はレストラン&カフェや宿泊施設となっている。
撮影したのは、元1・2年生の教室だった場所から見た、長い廊下の景色。



去年の7月、その出来事は起きた。
それは、ととさんにとって生命のかかった重大な出来事であり、それがきっかけで、とても大変だったことが伺える。それはきっと、本当に大変だったと思う。支える家族にとっても、雪月花廊が大好きな応援団員さんたちにとっても、怒涛の日々だったと思う。

なにが起きて、どうなったのかなんていう話は、今となっては大した問題でもない。
そんな些細なことを語るのは、野暮な話。

必要なのは今だと思う。
ととさんが毎日元気に笑っていて、かかさんも身体を壊すことなく踏ん張っていて、子どもたちがたくましく成長している姿を見れただけで、ぼくは涙が出た。


2011年制作 壁書・遠藤夕幻 書 雪月花廊にて

ぼくが2011年8月に訪れた際に、雪月花廊の廊下の壁に書いた作品。この作品は、廊主家族の名前の漢字を一文字ずつ使用した詩を考えて書き上げた。想い入れのある作品。


雪月花廊に着いて、ととさんがぼくに向けて言った第一声は、
「かかさんから聞いたよ。ゆうげんくん、っていうんだって?」だった。

ぼくが「ただいま」って言って、ととさんとかかさんが「おかえり」って言ってくれて。
お互いに涙を瞳に溜めながら、ハグして、顔を見合って、笑いあった。

それからちょっとして、「夕幻くんは、たしか書家だよね?」って、ととさんが言ってくれた。
もう、それだけ覚えてくれていたら、十分だった。

あぁ、ようやく帰って来れた、この場所に。みんなの居る、ここ雪月花廊に。
嬉しかった。本当に嬉しかった。


かかさんの朝ごはん 雪月花廊にて 撮影:遠藤夕幻 2014年8月

かかさんの美味しい、優しい朝ごはん。とにかく、お米が美味しいし、お味噌汁も卵も、みんな優しい。すごく幸せになれる味。


ととさんの顔も見れたし、かかさんにも色々とぼくらのことを報告できた。
やっぱり顔を見て、話すだけで安心する。

長いこと旅をしていて思うのは、「また、ここに帰ってきたいな」って思える場所は、複数できた。
だけど、自分の家みたいで、居心地が良くて、「自分を受け入れてもらっているな」と思える場所は、なかなか無い。やっぱりぼくにとって雪月花廊は特別な場所だった。

子どもたちも、ぼくが「ちょんまげ」になっていたことで、「あれ?誰?」と最初は戸惑いを感じたみたいだけど、ちゃんと顔を見て話したら、「あぁ、ゆーげんさんね」って、思い出してくれた。笑

こうやって、2年ぶりに訪れたのだけれど、あっという間に2年分の距離が縮まった。
いつまでも感傷的になっていることもないので、ぼくは雪月花廊の日々を精一杯楽しむことにした。


  次男・雄太くんと一緒に雪月花廊にて 撮影:遠藤夕幻 2014年8月

廊主家族の次男坊・ゆうたくんと一緒に、お隣のメロン農家さんのお手伝いに行くときの写真。今回の写真の中で、これがけっこうお気に入り。
撮影は、長男のしんちゃん。なかなかいい感じの写真構成。さすが、お兄ちゃん。

翌日は、一日雨だったけど、そもそもぼくの目的地は雪月花廊なワケで、ここに着いたあとで、わざわざバイクで動く必要はなかった。雨の日は一日中、子どもたちと泊まっていた大学生ライダー君と一緒に、体育館で遊んでいた。キックベースしたり、野球したり、バスケしたり。

しんちゃんには、
「ゆーげんさんだって、まだまだ若いんだから、運動しよう!」って言われた。笑

体育館で遊び通した翌日に、筋肉痛にならなかったので、ちょっとその気になったりして。
まだまだ若い、か。笑


  旧双葉小学校・雪月花廊の庭先にて「木苺」 撮影:遠藤夕幻 2014年8月

恥ずかしがりやさんの長女・ふうちゃん。
なかなか一緒に写真に写ってくれない。^^;
雪月花廊のお庭には、「木苺」がなっていて、一緒におやつ代わりにもいで食べた。

甘くて、あとから酸っぱい味がきて。
「自然の恵みをいただいているな」って実感できる瞬間だった。

ふうちゃんは、いつの間にか一年生になっていて、すっかり女の子になっていた。
それでも、「ゆーげんさん、抱っこして」とか「肩車してー」って来てくれるので、それはもう可愛らしい。でもいつか、来年とか再来年になって、どんどん大人になって、膝の上とかに乗ってくれなくなったら、ぼくは泣くかもしれない。笑

一人っ子に育ったぼくにとっては、血の繋がった姪っ子や甥っ子ができるわけもないのだが、廊主家族の3人兄妹がぼくにとっての姪っ子甥っ子な感じがする。


猫・たまさん 雪月花廊にて 撮影:遠藤夕幻 2014年8月

最長老の「たまさん」にも会えた。
猫の14、15歳なので、きっと70歳以上なおじいちゃんだ。
人生の大先輩だ。

だからこそ、「たま」とは呼べない。あくまでも、たまさん。^^

たまさんの「エアーにゃ~」には、とても癒される。
ぼくの実家の猫も同級生ぐらいのおばあちゃん猫なのだが、なかなか声が出ない。
口では「にゃ~」って鳴いているつもりなのに、実際には声が出ていないのだ。
だから、「エアーにゃ~」。

ときどき、小声で「にゃ」って聞こえるのが、また可愛い。
たまさんには、ぜひとも長生きしてほしい。^^


旧双葉小学校・雪月花廊の屋根の上にて 撮影:遠藤夕幻 2014年8月

雪月花廊で一番好きな場所が、この屋根の上だ。
平屋建ての旧双葉小学校。改装して、屋根にすぐに上れるようになっている。

朝の空気は、ピンと澄んでいて気持ちがいい。
天気の良い夕方には、羊蹄山のほうに夕日が沈み、それはもう綺麗な夕焼けとなる。

本を持ってきて読むのも最高に気分がいい。
なんにもしないで、ボケーっとしているのも大好きだ。


こうして、雪月花廊で過ごす日々が、ぼくを癒してくれ、明日を生きる活力になる。
みんなで何事もなく過ごせることが、それだけで幸せなことなんだな、と再認識させてくれる。
ずっとこんな日が続けばいいのにな、って思える日をほんの数日間過ごせるだけで、どれだけ心が満たされることか。

有り難い。
そんな、雪月花廊での日々。



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洞爺湖夕幻 トボトボ歩く図

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