無添加書道 / 書道家 遠藤夕幻 ~ mutenkashodo ~

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『RYUHEI MOCHIZUKI THEATRE COMPANY』 望月龍平氏との出会い。

人と人との“ご縁”とは、本当に面白い!とつくづく思う。
ついこの前までは、お互い顔すら知らなかったはずなのに、ふとしたことが“きっかけ”でグッと距離が近くなる。そうして、いつの間にか一緒に仕事ができている。一緒に何かを創っている。まぁ、不思議と言えば不思議だし、偶然と言えば確かに偶然だ。

だけど、ぼくにはそれが必然的な出来事に思えてならない。そんな人と人との“繋がり”を、肌で感じることができるって、“しあわせ”だなって思う。今回の出会いは、ぼくのこれから先の人生を大きく左右するであろう、大切な分岐点になる、のかもしれない。

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【望月龍平シアターカンパニー】
RYUHEI MOCHIZUKI THEATRE COMPANY

『劇団四季「CATS」ミストフェリーズ、「ユタと不思議な仲間たち」ユタ、「エクウス」アランなど数多くの作品にメインキャストとして活躍してきた望月龍平が旗揚げしたプロデュースカンパニー。日本の演劇界を牽引する俳優・スタッフを起用しこれまでにない演劇スタイルを広げている。次々と産み出される作品は多大な評価を得ており、再演ごとにリピーター率を増やし笑って泣けて心に残るエンターテインメントを創造している。』
(望月龍平シアターカンパニーHPの会社概要から引用)

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ぼくは、その日まで正直なところ、観劇ということを一度もしたことがなかった。学生時代の学校行事など、強制参加のものは除くが、自主的にという意味では、全くと言っていいほど演劇というものに興味はなかった。

そんな観劇の「K」の字も知らないぼくが、その日「観劇に行く」という気まぐれが起きたのは、伊勢の神話語り・祥平さんが東京に来たことから始まる。
祥平さんは、『出会うべくして出会う』という、おはなし。 でも、登場してくれている。一生の付き合いになる、ぼくの大切な神友である。

その日、ぼくはなんの気なしに東京に来た祥平さんに、ただ単に会いに行った。「お話会が終わったあと、サクッと飲みにでも行こう!」と、勝手に思ってさえいた。しかしながら、お話会が終わるとその会に出席していた祥平さんや皆さんが慌ただしく動き始めた。

「・・・えっと、これからどこか行くんですか?」
あれ?なんだこの流れ?と思いながら、祥平さんに聞いてみる。

「『twelve』を観に行くんだよ。夕幻くんも来る?」
そう言う祥平さんに、

「・・・・・・トゥエルブって、なんですか??」
そう聞き返した。

ぼくがそう質問したことで、ドコかの歯車が動き出した。
あとから考えれば、この一言がなければ、この話はここで終わっていた。

  『Twelve』 by 望月龍平シアターカンパニー

「twelve」青山円形劇場 公演詳細! (望月龍平シアターカンパニーのブログより)

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祥平さんは、伊勢からこの「twelve」という舞台を観るために東京に来ていた。そして、演出家・望月龍平氏と知り合いだったのだ。このとき、ぼくはまだよくわかっていなかった。わざわざ伊勢の地から、高い交通費と長い時間をかけて観に来る舞台。それって、一体どんなものなのか、想像もしていなかったしできなかった。

ぼくは、「twelve」の「t」の字も知らず、ましてや演出・脚本・構成を手掛ける望月龍平の名前すら知らず、ひょっこり後ろからついて行っただけなのだ。

しかしながら、お話会を企画してくれた、直美さん。
「夕幻くんは、観たほうがいい」と声をかけてくれた、祥平さん。
当日券を手配してくれた、ごとうさんにわせさん。
いろいろな人が、流れをつくってくれたからこそ、後ろからついて行くことを許された。
・・・あっという間にその舞台まで導いてくれた人たちがいる。
自分一人では、絶対に辿り着いていないだけに、つくづく“ご縁”を感じざるを得ない。

重要なのは、こういった人の“流れ”であり、“繋がり”だ。
時には、自分の意思ではないのだけれど、その“流れ”に乗ってみる。
案外簡単そうに思えて、実行するのは意外と難しい。
こういうときに邪魔してくるのは、大抵は「予定」であったり、「お金」だ。
だが、予定を崩してでも、お金という枷を壊してでも、“流れ”に乗れるのか。
これが、とても大切なことだと学ぶことができた。

流れに身を任せていると、自分でも思わぬところに辿り着く場合がある。
流れ着いた先で、勘違いしてはいけないことがある。
「自分独りの力で、ここまで来た!おれって、すげぇ!」と、調子に乗らないことだ。

『“流れ”に乗っても、調子に乗るな。』 by 遠藤夕幻
なんかの名言集的な。。。

必要なのは、“感謝の気持ち”を持つこと。
導いてくれたみんなに、有り難うの気持ちを贈る。

さて、話を続けよう。

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  『Twelve』 by 望月龍平シアターカンパニー

「twelve」青山円形劇場 公演詳細! (望月龍平シアターカンパニーのブログより)

結果から言おう。

衝撃だった。
生まれて初めて、自分の意志で観ることを選択して観た演劇が、「twelve」であったことを心の底から良かったと想い、この必然性に感謝した。ぼくは、それこそ観劇のド素人なので、演出がどーだとか、役者さんの演技がこーだとか、そういった感想を述べるつもりは一切ない。

ただただ、心が動かされた。揺さぶられた。震えた。
・・・ここではこれだけ伝えておけば、間違いない。

観終わったあとは、しばらくその場から動けなかった。“処理し切れない”と言えばいいのだろうか。感動と放心状態が同時に襲ってきた。・・・それと同時に、さらにある感情が芽生えた。変な話かもしれないが、「twelve」を観ている間、感動と情熱の他に、“悔しさ”が芽生えてしまったのだ。

『どうして、いま、自分は、この舞台を“観ている側”なのだろうか』と。『なぜ?どうして、自分は“あっち側”に居れなかったのか。・・・悔しくてしょうがない』と、本気でそう思った。

祥平さんから聞く直前まで、その存在すら知らなかった舞台なのだから、関われるワケがないのに。本気で、悔しかった。舞台上の役者さんに対しての「ファン」とか「憧れ」とか、スポットライトに照らされた輝かしい姿が「羨ましい」とか「手が届かない存在」だとか、有名な演出家さんの手掛けた舞台だとか・・・。ぼくの中では、そういう気持ちすべてが「なんかちがう」ように思えた。そういった感情は、自分で勝手に大きな壁を作ってしまうような思考回路に思えてならなかった。

ぼくは、役者じゃないけれど、“同じ舞台”に上がりたい、“同じ目線”で話がしたい。そう心の中で強く願った。
決して、手の届かない存在ではないのだ。役者さんは、目の前に存在しているし、想いを持って手を伸ばせば握手だってできる距離にいるのだ。

強く強く願ったからこそ、舞台後の挨拶の時に祥平さんが、「こちら書道家の夕幻くんで・・・」と、ぼくのことを望月龍平氏に紹介してくれた瞬間に、思わず心が先に動いてしまった。

「なんでもいいです。お願いですから、ぼくを望月さんの舞台に関わらせてください。お願いします。たぶん、ぼくのこの目を見てもらったら、本気だってこと、伝わると思います!!!!」

おそらく、そんなことを勢いに任せて発したみたいだった。
自分では、正直あまりよく覚えていない。

回りの人の目なんて一切気にせず。
龍平さんの目をじっと見て。
しっかりと握手を交わし。
全身全霊、全骨、全肉、全血を以て、気持ちを伝えた。

龍平さんは、ぼくから目を逸らすことなく、最後まで話を聞いてくれた。いきなり何を言い出すんだ、こいつ!?なんて反応は一切なかった。最後までぼくの話を聞いてくれたのだ。ぼくが実際に何を話したのか、一語一句までは思い出せないが、そのときの龍平さんのことは思い出せる。低姿勢で、「有り難うございます」と何回も言ってくれた。「いやいや、こちらこそ有り難うございます、です!!!!」と。龍平さんと話せたこと、ぼくはすごく嬉しかった。


『Twelve』 と愛用の筆 by 望月龍平シアターカンパニー

この日、家に帰ったのは0時を過ぎていたが、居ても立っても居られない状態だった。何か内側から湧き上がるものが、こみ上げてくるものが、ぼくを突き動かした。そこから、一時間以上墨を磨った。頃合いの濃度まで墨を調整し、気持ちをスッと落ち着かせ、感情を爆発させるかのように一気に書き上げた。

正直書き上がった作品が、良いのか悪いのか、自分じゃ全然わからなかった。
だけど、今日書くのはこの1枚だけ。そう決めていたので、全く眠れる気配がなかったが布団に入って身体を休めることにした。

それから、後日改めて作品を持って龍平さんを訪れることにした。


書作品:『Twelve』 望月龍平&遠藤夕幻 青山円形劇場にて

龍平さんは、すごく喜んでくれた。
楽屋に招いてくれて、出演者の皆さんにも作品を見せる機会をいただいた。
最終的には、一次会・二次会と打ち上げにも参加させていただくことになるのだが、それはそれで話がもっと長くなるし、役者さんたちのプライベートな姿でもあるので、その時の出来事はぼくの心の中にそっとしまっておこうと思う。

この作品を書き上げたことが“きっかけ”で、ぼくの世界は大きく広がることになる。
実に“ご縁”というものは面白いものである。

この話には続きがある。それは、次回の更新にて。


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最後に、ひとつだけ言っておくべきことがある。
ぼくは、決して「仕事を取りにいく」という姿勢ではなかった、ということだ。断じて違う。
見返りなど、一切求めていなかった。気にもしていないし、考えてもいなかった。

「あぁそう言えば確かに、そうだったかもね。まぁ見返りを求めるもなにも、そんなこと考える余裕なかったよ(笑)。もうね、気持ちを伝えるので精一杯だった」と。後々回りの人に言われてから、そんな発想があったのね、と気が付く程度だった。

純粋に、関わりたかった。
望月龍平シアターカンパニーの仲間に入れて欲しかった。
何かを一緒に創りたかった。ただ、それだけ。

きっと、ぼくに「望月龍平シアターカンパニーから、仕事を取ってやろう」という気持ちが、1mmでも存在していたら、一瞬でも頭をよぎっていたら、即座にそれを見透かされて門前払いだっただろうと、今ではそう思っている。

お金じゃない。
目先の利益じゃない。

大切なのは、気持ちだ。
心が感じて、身体が動くかどうか。

ぼくがすごいんじゃない。
みんなのほうが、すごい。


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